外国人や、日本国籍のない外国籍の人もお金を借りることはできる?

以前、BGMもないような静かな和食屋さんで食事をしているとき、聞き慣れない言語の会話が、わりと大きなボリュームで聞こえてきて、それが途切れずつづいていたのですが、どんどんヒートアップしてきて、こちらは意味が分からないので、「喧嘩!?」などと勘ぐってしまううのですが、合間に談笑なども聞こえてきて、「あ、和気藹々なのね…」と思っていた矢先に、その店の男性スタッフが血相を変えて飛んできて、その外国人の団体客を、かなりつよい語気で諫めていたことがありました。「スミマセン」というコトバのあとは、ややボリューム抑えめの会話ではあったのですが、その店に来ているほかの日本人客の静けさとは対照的なのでした。しかし、日本人が概しておとなしい民族というわけでもなく、欧州などに出掛けますと、高級ブランドショップなどで日本人団体客の騒がしい声を聞くこともあり、その国の人々が眉をひそめていたりします。自身の住まう国で、意味の分からない異国のコトバをまくしたてられていると、その国の人を不安な気持ちに駆り立ててしまうことも、ときにはあるのかもしれません。

日本で生活している多くの外国人は、住居を借りるにも何かと苦労することが多い、という話を聞きます。また、反対に、海外に拠点を移した日本人でも、海外赴任のため、会社が用意した住居があったり、留学などで仲介業者がなにかと世話を焼いてくれるような環境でなく、単身渡欧の場合などは、住居を借りるのに結構手間取った、という話が耳に入ることも少なくありません。

異国を拠点として生活するために必要不可欠な住居さえ借りることがままならない外国人。では、急にまとまったお金が必要となったとき、お金を貸してくれる金融機関はあるのでしょうか。永住権のない、外国人にお金を貸し、その返済が長期に渡っていた場合など、返済途中で帰国してしまったら、残りの借金を取り立てることができませんから、業者は避ける傾向にあるのではないでしょうか。

消費者金融で働いていたMさんに聞いてみました。

「保証人を立てることのできる場合は、外国人でもお金を貸すことはできますよ」。

しかし、保証人になってくれるような、親しい関係の友人を持っていることは稀なのではないでしょうか。

「その場合、外国人登録証明書があれば、借金は可能です。また、書類に記入する必要がありますから、日本語が喋れて、読み書きもできること、これは必要条件ですね」。

なるほど。外国人、外国籍の人でも、お金を借りることはできるのですね。勉強になりました。Mさん、ありがとうございました。

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