審査が通らない!闇金融でお金を借りるしかない、と思い詰めてる人へ

〝闇金融〟というコトバを知っていますか?通常、お金を貸すことで一定の利子を取り、収益とするような、いわゆる貸金業を営む場合には、国が司る財務局、あるいはその業務の拠点を置くしかるべき都道府県に登録する義務があります。闇金融とは、その登録をしていない、いわばアンダーグラウンド的な貸金業者です。国、都道府県に登録がなされていないのですから、そこで定めるルールを遵守する必要もありません。

通常の貸金業者は、貸金業法という法律にのっとって貸金業が営まれています。貸金業法は、主にお金を借りた人を守る法律です。この貸金業法がきちんと定まっていなかった時代、法の抜け道が多数存在した時代、…それは、遠い昔のことではなく、比較的最近のこと、つい10数年くらい前までのことですが、この闇金融からお金を借りて、健康を損ねたり、一家が離散する羽目に陥ってしまったり、闇金融業者に脅されて命を落とす人までいて、社会現象ともなってしまったため、この貸金業法が見直され、「高い金利を取らない」ことや、「返済不可能な人に多額のお金を貸さないこと」、「返済の滞った借り主に保険金をかけ、死亡時や、高度障害で保険会社から支払われるお金を貸金業者への返済にあてる」というような行為を厳しく禁じるようになりました。

それゆえ、一時期より、そうした無茶な借金を、借り主に背負わせる貸金業者は激減しています。しかし、今もなくなったわけでは決してない。借り手側にとって、そんなひどい条件を呑ますような貸金業者が経営をつづけていけるなんて、そんな馬鹿な!と思う方も多いでしょう。しかし、そうした闇金融が存在する理由は簡単で、需要があるから、ということなのです。

「たとえ金利が高くても、お金を貸してくれるというなら、それでいい」。そう考える人がいます。銀行や消費者金融などの金融機関で審査に通らず、お金を借りることのできなかった人が、それでも、どうしてもお金が必要で、金利の高い闇金融でお金を借りているのです。しかし、借りたお金は必ず返さなければなりません。自分が返せそうもない、と思うお金は絶対に借りないこと、これが鉄則です。

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